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【ユーロ】 ECBの追加緩和に対する警戒感が後退

発行済 2013-12-10 09:32
更新済 2023-07-09 19:32

ユーロ/円相場は、1ユーロ=142円水準まで値位置を切り上げる展開になっている。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和についてやや慎重姿勢に傾いたことが好感され、ユーロ買い優勢になっている。ユーロ圏の経済指標に対してはややネガティブな内容のものが目立ったが、ユーロ圏経済に対しては強い信認が維持されていることで、対円と対ドルの双方でユーロ買い優勢の地合が維持されている。短期的な過熱感も強いが、対ドルでは10月30日以来のユーロ高を更新しており、ユーロ円も140円の節目をブレイクして年初来高値を更新している。

12月5日に開催されたECB理事会であるが、政策金利は0.25%で据え置きとなった。マーケットでは追加金融緩和について何か踏み込んだ動きが見られることが警戒されていた。ただ、ドラギ総裁は「先月の利下げ以降、プラスの展開が見受けられる」、「この日は利下げの提案はなかった」、「将来的な政策手段について一つも特定していない」などと述べ、従来よりも追加緩和に対する姿勢を若干後退させている。少なくとも追加利下げなどを急ぐムードにはなく、ECBの政策見通しについてややハト派見通しを過度に織り込んだとの見方が、ユーロに対して買い戻しを誘っている。

10月の独鉱工業生産が前月比-1.2%まで低下するなど警戒すべき動きもみられるが、7~9月期のユーロ圏国内総生産(GDP)が前期比+0.1%とプラス成長を維持したこともあり、ユーロ圏経済に対する信認は維持されている。チャートの形状も強気に傾いており、調整売りをこなしながらユーロの水準切り上げは続く見通し。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線線(136.59円)との乖離拡大で過熱感が強く、ポジション調整のリスクが高まっている。基調は強いが、支持線として機能している転換線(140.14円)を下抜くと、瞬間的に値が飛ぶ可能性もある。サイコロジカルは、前週の9勝3敗から変わらず。14日RSIは79.68。

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